そこそこ、を目指して ~うつだけど前を向きたい~

生きることを頑張れなくなってしまいました。でもぎりぎり生きています。

第2の天性

習慣は、第2の天性

漫画に出てくる高校の応援垂れ幕に書かれている言葉なんです。
他にも好きな言葉がいっぱいあって
【⠀思い出なんかいらん 】【 強者であれ⠀】

とか個性が強くて大好きなんですが。
1番好きなのが、習慣は第2の天性って言葉で。
私には才能が無かったけれど、第2の天性は貰った。

努力すること。
毎日何時間もピアノの練習を続けて、ひたすら弾き続けて弾かなかったら気持ちが悪いくらいの習慣となって。
小中高は全てピアノに捧げて、大学では家族をどうにか支えながらもピアノを弾き続けて。

そのピアノを弾き続けるためにも沢山やりました。
音楽系の部活では別の楽器を3年間みっちりやって、舞台に立つ部活に入って発声練習や人前で話す喋る自分に慣れて。
勉強が出来なければ国立には入れないからピアノが弾けなくなってしまうから、必死に中学高校と勉強し続けていました。

大学に入って暫く経って楽譜も文章も頭に入らなくなって自分の能力がひとつひと劣化していくのを感じながら、堕ちる所までおちて。
うつになって大学に行けなくなって、何もやる気が起きなくてもう生きるのが嫌になってしまってからも。
毎日とはいかなくても、やっぱり弾き続けて。

頭に楽譜が入らないと泣きながら、自分が何をやってるか分からないと絶望しながらもそれでも弾いて。
どうにかこうにか弾き続けて。
よく分からないまま復学してみたら。

前より上手くなっていると言われて。
まあ今考えたらなんだかんだ練習してるんだから当たり前かと思うのですが、その時本当に久しぶりに上手くなったって言われて。
私がやってきたことが、報われる瞬間だった。

やったことは消えない。
初めて実感した自分の実力、自分が辿ってきた道の険しさとそれを乗り越えた事実に武器になると確信した。
それまで、惰性でありただの習慣だったものが才能だと呼ばれる理由を知って。

これは、神様から貰った第2の天性。

さあ、生かすも殺すも私次第だ。