そこそこ、を目指して ~うつだけど前を向きたい~

生きることを頑張れなくなってしまいました。でもぎりぎり生きています。

宝物

 

寝る前のぽにょぽにょした貴女が抱き締める。

 

眠くなると起き上がり人形みたいに色んなところをころころぐりぐりぽふぽふ。

何かに寄っかかって落ち着きたいのは母譲り。

目を擦りながら色んなものを抱き締める癖は生まれた頃から変わらないね。

 

その中に私の手も入っていて。

自分の手を安心するものとしてカウントされることが初めてだから、あったかくてくすぐったい。

私もそんなふうに全幅の信頼を置いていたのだと思い出し、胸が締め付けられる。

 

私はずっとその存在であることが出来るだろうか。

あの感覚を味あわせないように出来るだろうか。

その為にはしてあげてると思わないための余裕が必須なのだと私はよく知っている。

 

パートナーからの抑圧やプレッシャー、期待しないようにする分その期待は子供に向けられて。

最初は要らなかったのに子育てへの見返りが欲しくなる。

そのラインを超えないように気を引き締める。

 

最初は100ある信頼を徐々に削がれるのは、親ではなく子の苦しみだから。

生きてる方が負担になるなと思った自分を一生呪う人生はとても辛いものだから。

それは、自発的ではなく仕方がなかったのだと思いたいから。

 

宝物はキラキラと輝き、美しいものであるよう磨き続けなくては。