そこそこ、を目指して ~うつだけど前を向きたい~

生きることを頑張れなくなってしまいました。でもぎりぎり生きています。

虚しく響く

私は誰よりも頑張っていた筈なのに。

 

努力した。我慢した。身を削ったし最大限を尽くしてきた。

でも実を結ばなかった。

私がサポートした人たちは私よりずっと少ない努力で実を結んでいく。

 

そのうえ、私のサポートはなかったことにできるらしい。

そうなのか知らなかった。

本人が頑張ったのはもちろんだけど、私だって頑張ったのにな。

 

そういえば、ゲームの製作の人がクレジットに名前が残らないから自分の仕事だと主張できないっていうのが問題になっていたな。

それと一緒か、そこには名前残らないもんな。

その人の記憶に残れば十分なのか。

 

私はそうは思わない、最低限の周知は欲しいしなかったことにされたくない。

苦しいところだけ全部押し付けて、何もありませんでしたって顔をしろというのは酷だと思うのは私だけか。そりゃそうか、押し付けた側は痛みを知らないのだから。

なんで我が物顔にできるのかわからない、口だけ助かったっていえばすべてが解決すると思っている。

 

そうなのか。私の犠牲はそんなもんなのか。

かっこわるいところ排除したら、私の出番いらないもんな。

もしかして、今の私邪魔なのでは?

 

ああそうか、私の不安はそこか。

 

負の遺産筆頭だ。私だけが強く記憶に焼き付けられている。

本当に苦しかった。なぜ私がこんなにも鼓舞しなくてはならないのかわからないまま頑張りたいとのたまう者に最善と考えられる策を練り与え文句を引き受け。

苦しいと言ったらこときれるから最後まで走り切り、力尽きたところでその頑張りを評価されて拾われたと思っていたのに。

 

そう思いたかったのだ。

蔑ろにされた人生を取り戻したかった。

私の努力が少しでも評価されたのだと感じてみたかった。

 

そんなのは私の思い込みでしかなく。

負の遺産筆頭であると同時に、犠牲者への償いのようなものだろうか。

それにしてはさらなる犠牲を強いたものだ。

 

私は、頑張ったんだよ。

 

虚しく響くその音を拾うものはなく、空気に触れて初めて震える音は酸素がないのでなかったこととなる。