そこそこ、を目指して ~うつだけど前を向きたい~

生きることを頑張れなくなってしまいました。でもぎりぎり生きています。

流れ込む

少しずつ、自分の中にあるものがなんなのか分かってきました。

自分が今まで頑張って来たものや元々持つ能力が、どんな形をしているのかどんなものなのかが見えてきて。
それは私にとっては邪魔でも居座り続けてきた、きっと才能と呼ばれ私の母を狂わせた悪魔。
でも私の中には、人生にはそれしかないしそれにしか興味はない。

生きるために必死だった頃はただ努力をしているだけでどんなものになるかとか返ってくるものがあるかとか考えたことなかったからこそ。
恐ろしいほどの情報量が私の中には蓄積されて。
勝手に流れ込んできて私を導いてくれる。

何故か自分が進むべき道みたいなものが私の生きてきた過程で自分が築いたもので舗装されている。
私が欲しかったものは何故か私の手にある。
まだまだ不格好だけれど、これが私が世界で1番欲していたものなのは分かる。

思い出さないようにきつく縛って眠っていたもの。
思い出したくなかったのは嫌な思い出も付いてくるところで、あの時だったら私は壊れてしまうから。
もう大丈夫だと思ったのは別に私の意思とかではなくて、無意識の中にいる何か。

不思議な高揚感とおぞましい恐怖で震えながら。
それでもいいと思ってしまったから。
それがいいと思う自分がいるから。
流れ込む中にある全てを受け容れて糧にするのだと決めたのならば。