そこそこ、を目指して ~うつだけど前を向きたい~

生きることを頑張れなくなってしまいました。でもぎりぎり生きています。

明るい夜

なんだか久しぶりに眠れない不安な夜なのに、不思議と明るい夜な気がしてならないのです。

まだまだまわろうとしない身体の周期に悩まされている今日この頃。
この不安がさらに助長しているのだと分かっていて。
それでも、思わずにはいられないそんな日々。

そんなこと言い訳にしないで皆ちゃんと日々を暮らしてるのに私はなんて恥ずかしい存在なのだろう、と苦しくなって涙がはらはらと落ちるのが少しだけほっとするのは何故だろう。
悲しい物語や胸がギューッてなる物語を集めて読んで泣いてを繰り返していると少しだけ落ち着いて。
涙は何も解決しないからと怒られていたのに、私にとっては何よりも泣くことが落ち着くのです。

悲しいね、辛いよねって誰かに言ってほしいけど言われたくない孤独な夜に。
私を慰めるためだけに流れる涙が確かにあって。
それは、きっと私が私のことを大切にしたいと思っているからこそ流れる涙なのだと初めて知った。

眠れない夜は苦しくて、睡眠剤の微かな眠気が虚しく。
寝れなくても私の都合では組んでいない予定はやってくるからどうにかこうにか乗り越えて。
そしたら、やっぱり出来るじゃないと言われてしまってもう逃げることすら疲れて自分を消費して。

そんな日々は彼との契りで変わったのです。
一体一の対等な関係性のもとに模索する家族の形は唯一無二かつ絶対であって。
彼の収入と私の微かな収入でやりくりして、自分の得意な時間に出来るだけ苦痛じゃないアルバイトをして心の余裕のあるまま日々を過ごす。

ねぇ、知らなかったね。
自分の為に生きるって本当に出来るんだって。
私のことを大切にしてくれる人いるんだね。

そんな彼と一生懸命話し合って喧嘩して一生一緒に生きるための日々が苦しくとも幸せなんだろうね。
だから、あの日々と同じように抗うつ剤に安定剤睡眠剤を飲んでも眠れない夜なのに明るい気がするんだろうね。
頑張れば報われるかもしれないってとってもとっても幸せなんだよって思うとやっぱり涙がはらはらとこぼれて止まらないんだよ。

環境を変えたのは彼の力もあったとしても、結局踏ん張るのは私なんだから充分凄いでしょ。
あなたがどんなに自信を無くしてしまったとしたって、お先真っ暗な中で足掻き藻掻いたその無様な努力がなかったら私には何も無かった。
その何かが、彼が私を選んでくれた理由なのだから胸を張って私が凄いんだってさけべばいいじゃないか。

私のことを分かるのは私だけしかいないのならば
私は絶対に踏みにじらないと誓った言葉が
私の中にちゃんと落ちているから

何も出来ない私を呪ったあの日から少しずつ変わっているのだと実感できる明るい夜は、きっといつか明けるだろうね