一度言ったことだからもう二度としないなんて難しいから、私は何度でも言い続けるし何度でも繰り返す。
「何も考えてなかった」
彼はそうやって自分の言葉の無意味さを主張しますが、例え無意識で無意味だったからと言って不快にしてしまう言葉が正当化されて諦める理由となる訳が無い。
何も考えずに傷付けてもいい存在だというのならば、私たちはもう既に終わったのだと思うのです。
冗談じゃないですよ。
私は、そんなことで諦めるために彼と生きると決めた訳ではないのだから。
彼の家族はよくそうやって諦めたり諦めさせるけど私は絶対にそんなことで妥協したり諦めることはしない。
そんなことで諦めているのならば、私はとうの昔に諸々手放し努力などしなかった。
貴方が私を選んだ理由のそのまま、私は強く諦めることなどない。
例えそれがどれだけ遠回りでも無意味だったとしても、それは努力を諦めることなどなくその手が止まることは無い。
だから、私は貴方にも言い続ける。
繰り返して繰り返して、貴方が私の意思を理解して納得するまで私は言い続けるのだ。
そうやって、相手のことを考えていないことがどれだけ相手を傷付けて諦めさせることになるのかを知ればいい。
その諦めも妥協もいずれ明確な歪みとして現れるのだと知ってしまったらきっと後悔する。
私は絶対にそんなことはしたくないから繰り返し繰り返して。
