そこそこ、を目指して ~うつだけど前を向きたい~

生きることを頑張れなくなってしまいました。でもぎりぎり生きています。

理性と感情の間に

頭では分かっていても、抑えられない感情とそれに抗う理性が拮抗して膠着状態のまま。

自分の中で収めなければならない感情をゆっくりゆっくり時間をかけて宥めていて。
それは、私の中では完璧に無かったことには出来ない事実に付随する感情だからきれいさっぱり忘れることだけは出来ないもの。
だからこそ、自分の調子が悪い時や身体の周期で感情が抑えられない時にはきつく蓋を閉めて思い出さないように努めていて。

そんなこと解決したと思っている彼が蓋をこじ開ける。
ああ、そうだね私がなかったことに出来ればみんな万々歳なのだろうね。
無かったこととして扱う彼の家族の気持ちはわからないでもないから私も普段から口に出すことは避けて頼るところは頼るようにして。

こんなに良くしてもらってるんだからって言い聞かせ。
自分の理性を総動員して、自分の感情はなかったことにはしないからと一生懸命宥めて。
それでも耐えられない時間はじっと堪えて。

それを逆撫でするのはいつだって彼。
全ての根源であり、なかったことにしたい第一人者。
自分の家族の言動で自分のパートナーが傷付いたことなど覚えていたくないのだと顔が訴える。

ああ、本当にね。
なかったことにしたいのなら別れてしまうしかないの。
貴方が守りたいと思うものはそんなに限定的で都合が良いものだったなんて私に分かるように示さないで。

なけなしの理性でたくさんの感情を宥める私の虚しさったらないのよ。
なんでこんなに強くなってしまったのかしら。
私だって、好きでこんな風に生きてる訳では無いんだってどうして誰も信じようとしてくれないの。

理性と感情の間にある情とか現実とかが私に冷静であれと言い聞かせているけれど、いつまでこの気持ちがあるのだろうか。