そこそこ、を目指して ~うつだけど前を向きたい~

生きることを頑張れなくなってしまいました。でもぎりぎり生きています。

ゆるせないまま

許されたい人と許せない人はどちらが罪が重いのだろう。

今、自分がいつかの未来に許されない人になろうとしていて。
もしも許されたい人になったとして、許せない人が現れて恨まずにいられるのか分からなくて。
どの選択肢をとっても結局許されない人になる未来があるというのは、想定してなかった。

私は今、許せない人だ。
どうやっても取り戻せない人生が、ただひたすらに重くのしかかる現在をどう受け止めたらいいのか分からないまま。
その中で足掻きやっと手に入れた幸せと、その中で起こる小さな出来事が爛れた傷に触れる度酷く痛む。

ここまでのことではなくても、出来たら許されない人になりたくなくて。
頑張れば避けられたかもしれない、その間自分のことでいっぱいいっぱいだった事実は変えられない。
起こってしまった現実と、できるだけと足掻く今がとても恐ろしい。

未来の君に恨まれたくない。
用意もなく願うなと罵られたくない、やっといて欲しかったと泣かれたくない。
でもそれを決めるのは私では無い。

君がそう思った時点で、私がどう願おうと悲しみとして消えない。
その心にはどんな形であれ傷が残るかもしれない。
私は許されない人になる。

それを受け入れることが出来るのだろうか。
できる限りの償いをしたらどうにかなるのだろうか。
1人で背負わなければ、どうにか立っていられるだろうか。

正直全てにおいて自信が無いけれど、前に進むしかないのだ。

ゆるせないままの私が、ゆるされない人になる。

全ては巡り巡って、その善し悪しを味合わなければならないというのはなんと皮肉なものなのだろう。
確かに可哀想な子供だったはずなのに。
私は本当に、加害者になることがあるのだ。