簡単に消せるはずの足音をわざわざ響かせて、少し離れて座るのは。
最近不規則な生活を余儀なく送っていて、普段起きなくていいのに起こしてしまうことが頻発しています。
起きちゃうのもいるし、うわ言のような言葉に反応しちゃうこともあるし。
起きちゃうのは色々遊びたくてうずうずしてるので夜は特に格闘することになります。
眠いのに寝れない私と起きたなら構えや攻撃。
終わらない攻防戦はどっちかが寝るまで。
可能なら昼間やろうぜーと言いつつ、私が昼寝をしてる間に一緒に爆睡することが原因の一つなのでなんとも言えず。
遊びたい盛りなのに大人が揃ってる時は安心して幸せそうに寝ちゃうし、かまって欲しい割にはひとり遊びも大好きだし。
でも基本時には邪魔したい。
1人で遊びたいけど私のことを見てて欲しい。
なんとまあ愛しいこと。
こんな我儘誰でも許されるわけじゃないよ。
ぬいぐるみの上で窓の外眺めながらうとうとしてたら寝ちゃうなんて、可愛すぎるよ。
こんなに可愛いからなんでも許せるのかな。
別の子は許せないかな。
大丈夫かな。
不安は尽きない。
自分で選んだことなのに、イライラしたらどうしよう。
『失格』の烙印が私にも押されてしまうかも。
これは、二人で決めたこと。
結婚もそれ以降も全部全部一人で決められたからものではなくて、だから一人で抱え込むものでも無い。
だから、大丈夫。
正直不安なことしかないけど。
でもやっぱり幸せなことなのだと時々実感するから、これはきっとよいことなのだ。
これが正解だと、これからの人生をかけて私は証明していかなくてはいけない。
わざわざ聞こえるように鳴らす足音は、安心させるためのもの。
大丈夫は作るもの、これからゆっくり築くもの。
