ゆるせない私を、なかったことに出来ない自分のことを受け入れることが出来ない。
私が謝罪を受け入れて赦し、されたことを忘れてなかったことに出来れば丸く収まる。
分かっていても、出来ない。
そんな自分が許せない。
許せない人の中に、彼が中心にいるのです。
ずっと忘れられない、深く深く私を傷つけ見放したあの瞬間が私の心に刻まれている。
あの時の気持ちを思い返すだけで、どこまでも落ちることが出来るくらい鮮明に記憶されている。
彼のことを愛している。
でも彼がいるせいで忘れられない悲しい出来事があって、私が覚えている限り彼も傷付く。
分かっていても、あまりにも大切で大好きでどうしてもその手を放すことが出来ない。
初めて肯定してくれた人。
私を受け入れて大切にしてくれて、壊れた私の人生を一緒に少しずつ作り直してくれる優しい人。
何度思い出しても、毎回彼を責める私を絶対に否定しない彼の存在があまりにも優しく愛おしくもう決して彼がいない人生など考えられないほどに依存している。
そんな彼を何度でも責めて傷付ける私。
一生懸命謝り、過去の過ちを懺悔する人を許せない私。
無かったことにしたほうがきっと楽だからと触れずに謝りもしないことを許せない私。
そんな被害者ヅラした私のことを許せない。
私も傷つけているのだから、皆誰かを傷付けながら生きているのに許せない私のことを認められない。
丸く収まると分かってるのに出来ないどうしようもない私を、どうしたらいいか分からない。
一緒にいることを選んだのに。
何度でも同じことで傷つき彼を傷つける。
いつか、終わるのだろうか。
許せない私を受け入れられない。
でも、それが私なのだ。