そこそこ、を目指して ~うつだけど前を向きたい~

生きることを頑張れなくなってしまいました。でもぎりぎり生きています。

これもまたひとつ

愛は色や形を変えて。

一緒にいたいと思ってから始まったこの愛は、最初から、叶うとは思ってなくて。
もしも片時でも想いが重なることが出来たら、とほんの少しの期待だけで伝えた。
きっと一生心の宝箱に入っておく淡い恋心になる予定のもので。

そんな淡い思い出が今もずっと続いてるような気持ちになる時があります。
大抵キュンとする系の漫画で読んだ時なんですが。
本当に幸せで、できる限り続くようにと願う。

でも、願うだけでは現実は終わらない。
色んな不幸も課題も、何故かいっぱい舞い込んで来る人がいると恩師に聞いていなかったらきっと受け入れられないことばかり起こってる。
なぜ私だけがと嘆く暇も無いほどに、息付く間もなく過ぎていくのです。

彼から見た私はとても厳しい。
全部私がやってしまってもいいところも共有して、しっかり考えてもらうし問題を認知してもらう。
全ては、彼が私と一緒に居たくなくなった後に困らないようにする為。

宝箱にしまっておきたくなるような素敵な時間は、突然終わってしまう気がずっとしていて。
未だに夢と現実の区別がつかない時がある。
私は蝶なのか男なのか、そしてそれに気づく術などあるのかどうか。

自分と別れたあとの準備をするなんてなんて酷い女なのかと思います。
でも、これもひとつの愛なのだと思う。
一緒に居ることだけが愛ではない。

大好きだから、こんな所にいてはいけないと行き先を示すのも愛だった。
大嫌いだけど、これ以上嫌いになりたくないからと応援したのも愛だった。
出来たらもう一度愛されたいと願い砕けながらも、役に立ちたいと思うのも愛だった。

彼の願うことは全て、私の全身全霊で叶えてあげたい。
私はもう一生分の愛を、死ぬほど注いでもらえたから。
私の小さな宝箱には入りきらないほどの大きさと量を、頭の上から優しく浴びせてくれた。

これが愛でなければなんだというのだろう。
あの日、一緒にいたいと思ってくれた私が頑張った結果がこんなに素敵なものになるなんて。
苦しいことも悲しいこともこの為なのならば仕方が無いと思えるような、確かに心に刻まれた何かがちゃんとある。

私は不器用で良くも悪くも真っ直ぐにしか生きていけないから、これが正解だなんて思えないけど。
私の思う愛の形を、押し付けすぎず確かにそこにあったと振り返ったときに気付いてもらえるくらいにはちゃんと残して。
気付かれなくてもそこにあると誰かにわかって貰えるといいなと願いを込めて。

これもまたひとつの愛なのかな、貰ったものをちゃんと返せてるかな。

いつかわかる日が来るといいな。