そこそこ、を目指して ~うつだけど前を向きたい~

生きることを頑張れなくなってしまいました。でもぎりぎり生きています。

変わりゆく

ここはどこかも分からないまま、怖いながらも通りゃんせ。

物心着く頃には既に空想少女だった。
物語を摂取しては、登場人物に思いを馳せ。
登場人物に感情移入しては泣き、その感動を音楽に変換して自分の中で消化する。

登場人物の感情が揺れ動くのが好き。
演奏するなら短調、暗い曲調が好き。
それを組み合わせた嗜好なので、価値観を問うような重くてハッピーエンドなのか解釈によって変わるような作品を愛していたのです。

しかし大学生になって暫くしてから最近まで、続いているコンテンツを追いかけるのに疲れてしまうようになって。
最後が見えている漫画やアニメ、小説などを好んで選んでいました。
私の耐えられるような、せめて空想では幸せを見たいという願望を叶えてくれる作品を探して。

最近はその必要がなくなって。
空想の幸せよりも、現実の幸せがある。
空想に、私の叶わない幸せな未来を重ねて照らし合わせる必要が無くなりました。

私が、私の力で私を幸せにする。
そんな未来を見せてもらった。
この先がどれだけ辛かろうとも問題が多かろうとも、私はきっとがんばれる。

だから、私は好きな物を好きでいる。
好きな物と嫌いな物がハッキリしているのと、自分が納得できるか否かで物ごとを判断する節があるので理解されないことが多いけれど。
元々価値観がぶっ壊れ気味なので、仕方ない。

変わりゆく私の着地点は、きっと素敵なものになるといい。