哀しいときも嬉しいときも、揺さぶられては生きていることを思い出す。
元々物語の中で生きるタイプです。
私の中にある空想と妄想は、私の音楽には必要不可欠なものでいつも新しい物語との出会いを求めています。
哀しくてもあまりにも魅力的で読み進めてしまうもの、私の想像を遥かに超えてくる世界に耐えられなくて零す涙は心地がいい。
現実でも、悔しくてよく涙が出る。
諦めたくない時、どうしようもないけどどうしても頑張りたい時に頑張りたいと燃える時。
苦しくて心臓が潰れてしまいそうな感覚も、昔から大好きで未だに躊躇なく突っ込んでいく。
感動をつくる。
私は、音で。
良くも悪くも人の心を動かす音を生み出す才能を、神様から貰っているのだと思う。
私の中にある、キラキラしたものからつくる。
哀しみ苦しみ嘆き恐怖、歓喜幸福様々な記憶。
私は負の感情の方が、透明で煌めく音に変わるので暗くて派手な曲を好んで選んでしまいます。
だからこそ、そんな気持ちが無くなった私に音楽をする資格など無くなったと思ってずっとずっと消えたかった。
少し前までは、全然楽しくなくて泣きながらピアノ練習していたのに嘘みたいに気持ちが高ぶるのです。
最近、一番酷かった時の話も人に笑って話せるようになって私はまたひとつ強くなってピアノが好きになった。
心が動く、あの感覚を誰かに伝えられるように日々鍛練を重ねて。
