全部私のせいにしないで、という本音がとうとう口に出てしまった。
嫌われたくないガッカリされたくない、という気持ちが強くていつも私はなんだかんだ大丈夫という感じで乗り切ってきたけどずっと誤魔化せるわけではなく。
当たり前です。
私は家族に絶望したけれど、彼には希望を見出して結婚して一緒に生きていこうと思ったのだから。
私可哀想でしょ?って言えない。
思ってないことは言ってはいけないし、可哀想な子だとは思って欲しくない。
捨てられてしまう、鬱になった時に忘れた全ての記憶が恐怖と共に私を起こしていいものも悪いものも全てを少しずつ思い出されて自分を蝕んでいく。
夜遅くまで彼を起こしてしまって責め続けて困らせる私のことが怖くて仕方がない。
そんなに負担を強いながらも信じたい、次こそは幸せになりたいというご都合主義な自分に嫌気がさして、怖くないのかとびくびくしている。
次裏切られたら、二度と人を信じられなくなるよ?
確かに。
だけど既にもう人を信じるのに疲れているし、彼のことを無条件で信じられないのは伝えてあるしそんな私でいいと言ってくれているからもう諦めようよ。
苦しいのも悲しいのも全部全部一緒に受け止めたいって言ってくれるだけでもう十分愛されてるってことだよ。
人を信じるのは怖い。
私のことも信じられないけれど、それでもいいと言ってくれて私のために変わろうとしてくれる彼を否定したくない。
怖い、からこそ。