少しずつ、元の生活が帰ってきました。
たくさんの不安要素や病院への不信感はそのままに、あれよあれよと気がつけば入院生活は終わって。
食事やお出掛けなど少しずつ元に戻ってきました。
まだまだ油断するには早いけれど、ゆっくりゆっくり戻っていければ十分です。
疲れが溜まって、心の中の不安はずっとあってリラックスすることもできなかったのに。
彼が帰ってきてくれただけで、すごく深い眠りにつけて久し振りに気持ちの良い昼寝というか睡眠が取れて彼の存在の大きさを実感しています。
嬉しい気持ちと失うことの恐怖はいつだって隣り合わせだけれど、だからこそ大切にしたいという気持ちがあることを忘れないように。
何もかも元通りとはいかないけれど。
ひとつひとつといろんなことを経験して乗り越えて、私たちは夫婦になっていくのだと思うのです。
結婚すると決めた時、私はこの人の持ってくるもの全てを受け入れて共に在ると決めたその気持ちを決して忘れたり無かったことにしないよう。
この覚悟とともに私は生きる。
起こること全てを、それでいいのだと思えるように。
まあ、まだまだ難しそうだけど。