そこそこ、を目指して ~うつだけど前を向きたい~

生きることを頑張れなくなってしまいました。でもぎりぎり生きています。

健やかな

自分が誰かに愛されていることを疑うことの無い子供たちに出会うととてもとても愛しい気持ちでいっぱいになります。

バイト先や親戚の子供だったりと小さな子から中高生までの子たちと話していて、自分に向けられるその愛を嬉しそうに受け取る姿がとても愛しい。
自分が愛されることは当たり前で、誰からも大切にされて当然だという安心は何にも代えられない。
そんな子供たちをぎゅっと抱き締めたくなる衝動にかられる時があるのです。

親からの愛というのは無条件に向けられることがあるなんて知らなかった。
いや、本当はあったのかもしれないけれど、私も親も忘れてしまったのかも知れない。
もう小学生に上がった頃には、貴女はこれが出来て当然頑張って当たり前そんな所が大好きだよと言われていた。

それが出来たらこんなに愛して甘やかしてあげるよ。

いつからか、私にだけそんな条件がついた。
貴女はこんな子だから、頑張れるからね。
自分の思い通りにならなければ不機嫌になるからそれだけは避けられるように必死に努力を重ねて。

そんなこと、しなくても愛されたのかな。
昔の私は寂しそうに呟くのです。
それでもよかったんだよってやっと思えるようになった。

今日は、私誕生日なのです。
私の誕生日の思い出は全てキラキラしていて幸せなものでしか無かったのは確かなのです。
そんなキラキラした思い出も確かに私の中にある。

その思い出は、確かに親から貰った無条件の健やかな愛情の証で。

どうか今を生きる子供たちが健やかに生きていけるようにと願う日々。
あの屈託のない笑顔が大人になったら変わる時が来ても、あったことは確かに心に残るから。
それは自信に繋がるのです。

歳を重ねたなぁ。今年も素敵な1年にしよう。