そこそこ、を目指して ~うつだけど前を向きたい~

生きることを頑張れなくなってしまいました。でもぎりぎり生きています。

アウトプットとインプット

久しぶりにインプットモードに入っており、たくさんの物語を自分の中に入れていました。

鬱になってからずっと、物語が入って来ることを身体が拒むことが多くて以前から買ってた続き物を辛うじて買うくらいだったりしていたのですが。
先日ハードカバーの本を何年ぶりかに買いまして。
まだ読み終わっておらず表題の短編を読み終わっただけなのですがその物語にどっぷりと浸かって、登場人物に思いを馳せておりました。

とはいっても読み終えていないのでまた読書感想文はまた後日書くと思いますが、今日は漫画の感想文です。

3月のライオンという将棋棋士の少年が主人公の漫画がありまして、最近新刊が出て色々嬉しい展開にわくわくどきどきして優しい言葉が自分の中を繰り返し反射していて。
その中に、アウトプットとインプットのバランスが上手くいかずに気が付いたら全部自分の中身を使い果たしてしまいそうになるという言葉があって。
まさにそんな感じ、いや逆ですね。

今まで自分の中にあるものが多すぎてアウトプットが追いつかずにここで一生懸命自分の中から出そうと必死だったのですがやっとバランスが取れてきてインプットが出来るようになった感じです。
アウトプットも大好きだけど、インプットも同じくらいいやそれ以上に大好きです。
だから、アウトプットも大好きになったのだから。

それと、主人公が重くて辛い過去を少しずつ思い出に消化しているの過程が描かれているのですが。
その途中で自分の荷物がとても重くて大変だと思ってきたけどもっと重いものを背負っている人がいて恥ずかしくなったという言葉があって。
違う、そうじゃないんだよって思いました。

その荷物は、誰がどんなふうに載せたのかとか自分で背負ったとかで重さが全然違うんだよ。
その重さが何よりも愛しくて、誰かから見て大変だったりおもくてしんどそうに見えても何にも代えがたい武器だったりするんだ。
その荷物は、君が持つその重みは何よりも君にとって苦しくていたくてそれでも諦めずに生きたたった19歳の男の子が持つには本当にたいへんなものだったんだよって。

彼から見てその自分より重い荷物を持った人が、亡くなった主人公の父と会ったことがあるという話の後に息子と君が同い年なのだと告げて君はよく頑張ったと一言漏らすシーンがあって。
本当に、そうなんだよ。
君はまだ子供で無条件に誰かに愛されて当然なのに一生懸命一人で生きているんだよ。

君の荷物は誰よりも重く何よりも苦しいのに。
誰よりも何よりも頑張ったって、自慢の息子だよって抱き締めてあげて欲しい。
それが叶わない世界で、孤独に生きる主人公が愛しくて堪らなくなって何度も読んでいました。

いつもどとり取り留めもないですが、インプットが沢山できたので心もいっぱい動いて忙しいのでまだアウトプットまで追いつかないので悪しからず。