そこそこ、を目指して ~うつだけど前を向きたい~

生きることを頑張れなくなってしまいました。でもぎりぎり生きています。

おわりと、はじまり

今年、妹も中学を卒業します。
来年から高校生。公立の受験もおわり、あとは結果を待つだけ。

彼女は、まだ中学生だったのに。
母は2度の大病。父はうつであることを振りかざして当たり散らし。姉は難病指定の病気で入退院を繰り返し。
私も、うつになって家を出てしまった。

そんな環境を嘆くこともなく、趣味をもち自分の機嫌は自分で取ることのできる素敵な女の子になりました。
たまに顔を見せると本当に嬉しそうに駆け寄ってくる姿はまだまだ幼く、彼女が背負うにはまだ重い環境を優しく受け止めて前に進むその姿は健気で強か。
私よりずっと強く生きる彼女が眩しく写ります。

彼女の志望する高校を受験するには、家庭環境が悪すぎました。本当に申し訳ない。
彼女が出来が悪いからと言い聞かせる両親は、自分たちのせいではないと言いたいのでしょうが、こればっかりは私たちのせい。

彼女は生きることすら辛い環境で、誰に当たることも無く自分でどうにかしてきました。
そんな子が、出来の悪いわけが無い。私の余裕が出来てから少しだけ手助けしましたが全然足りるものではなかった。彼女の能力はもっとずっと高いのに。


そんな時も、誰も責めない彼女は、本当に素敵です。なかなかできる事じゃない。

きっと神様はあの子が生きやすいところを示してくれるはず。
あんなに頑張ってる彼女を見てないはずがない。


卒業おめでとう。
これからはじまる生活も、どうか貴女にとって幸せなものとなるように、手助けをさせてね。