そこそこ、を目指して ~うつだけど前を向きたい~

生きることを頑張れなくなってしまいました。でもぎりぎり生きています。

もしも

あの時、あの手が無かったら。

私と旦那さんは2人ともマシンガントークのお喋り好きで延々と喋ることで定評がありまして。
まあ中身がある時も無い時もあるのですが。
まあ普通に誰かの話をしていて、あの人を見てると私もあの時誰も助けてくれなかったらこうなるかなぁと思うと口に出て。

もしああなっていたらと考え初めまして。
私はもしもあの時助けて貰えなかったら、旦那さんに頑張ってるって言ってもらって第三者の大人が思いっきり割り込んで下さって大学生にもなる私を助けて下さった。
その中のどれかひとつでも欠けていたら、私の人生は大きく変わっていたと思って今この幸せを噛み締めていたのですが。

旦那さんは逆。
あそこであっちを選べていたら、もっと素敵な人生になったはずと言っていて。
真逆だなぁ素敵だな、私にはない考えで羨ましいなと思って聞いていたのですが。

やっぱりひとつだけ変えたいことがある。
そう断言されてぱっと思いついたのはひとつしかなくて、あそこしかないでしょ?とだけ言ったら違うと一言。
え、そんなにあるか?と昔なじみの特権を使って思い返していたらたったひとつだけ。

私か。
高校生の時1度だけ旦那さんに助けを求めたことがあったのだけど、まあ高校生だったので無理でそのまま私は深く深く落ち始めるのですが。
本当に後悔している、と呟いたのを聞いて。

まあどっちにしろ高校生なんだから共倒れもいい所だろうと思ったのだけれど。
もう少し頼れる人、優しい人がいてくれたなら私は折れずにすんだのかなぁとか思ったのですが私の性格上いつか折れたと思うのであのタイミングがベストかと。
それでも、あの苦しくてどうしようもない私のことを知っていて後悔してくれて助けてあげたいと思ってくれる人がいるって最高に幸せだ。

もしも、あの時私を今の旦那さんが抱きしめてくれたならもうそれだけで。

なんて思ったりして少しだけ、昔の私が救われた気がした。