調子ががくーんと落ちて、散々泣いてからも私の日々は続くのです。
今までは、こうやって調子が落ちるとそのまま全てが出来なくなり全てを放棄していました。
でも今は、なんとかやりたいという気持ちが確かに心にあるのです。
なんでもない日々がどれだけ素晴らしいのか、幸せなのかを知っていてその幸せを放棄したくない。
前回の減薬でがくーんと落ちた時。
卒論前にがくーんと落ちた時。
そのまま上がれない理由は、1人だったから。
すべての責任は自分にあって、誰も助けることもしなければ見てるだけ。
もう立ち上がれない、誰も彼もが私を見捨てて元気じゃなくなった私を見てガッカリする。
結局自分で立ち上がるはずだからって強い子だからって誰も元気の無い私を見ることはなく優先度は低いまま。
今回も彼にそうやってされて。
それが本当に怖かった。
この人は私と結婚したことを後悔してるって思った。
そして泣き叫んで当たり散らして。
でも彼は私を責めなかった。
結婚していて良かったって言ったのです。
本当にこの人は、私のことが見えていて。
弱い私だから強い私だからとか関係なくて。
そうやってなく私を見ても良かったって言えるのです。
泣いてくれて良かったって。
自分が見捨てられてもおかしくなかったって。
当たられるような信頼関係が築けてよかったって。
そうやって思ってくれる人が自分のパートナーになってくれるなんてそんな幸せがあるのでしょうか。
私が探し求めたのは結局全てから私を守る白馬の王子様ではなかった。
強く、時には弱くありながらも突き進む私を全力で応援して受け入れてくれる頼りない優しい普通の村人。
落ちても、どこまでも落ちても。
それでも日々が続いていくのならば。
貴方と共にあれますように。
あの時生きろって言ったから生きてあげてるんだから振る時には責任もって殺してねと頼んであるので。
どこまでも落ちていっても大丈夫。
この人だけは私の味方だから。