うつになる前
私は誰よりもいい子でした。真面目で頭が固く、曲がったことが大嫌いでした。自分にも他人にも厳しく、大人に気に入られるタイプの性格で、きっと同級生にはあまり好かれていなかったと思います。いわゆるいい子ちゃんぶっている子です。
それがよかったか悪かったかは別として、少し生きずらかったかなと思います。
とても理屈で生きていましたし、自分の感情はおいてけぼりなことも多かったです。自分がどう思うかよりも、その行動が正しいか正しくないかを考えて、正論を言える自分が好きでした。正論を言うためには、自分もその理屈にのっとった行動をとらなければいけないと考え、行動していました。
将来の夢も自分の能力と特技を照らし合わせて、両親が納得してくれるものをと選び、それに向け邁進していました。
きっとその行動は、少しずつ確実に自分の首も絞めていたのだと思います。
人はいつだって、理屈と共に感情があることなど考えたことも無かったのです。
そして、自分がその感情に支配されて、行動が取れなくなったとき、誰よりも自分を責めました。
こんな惨めで恥ずかしい自分なんて消えてなくなってしまえ。
そこで、気づきました。
私こうやって感情で動く人のこと惨めで恥ずかしいって思っていたんだと。見下していたんだということに。
私、自分の感情を考慮したことなかった。いつだって常識的に考えて、とかほかの人がどう思うかしか考えてなかった。
今こうやって自分の感情で押しつぶされそうなほど大切なものなのに?
それって、とても傲慢で正論振りかざすただの迷惑な人なのでは?
自分が正しいことを疑わず、人を傷つけていたことに気づき、恥ずかしくなりました。
何が正しいのか、ということをもう一度見直したいと思うようになりました。
そこで考えたことが
です。
そして、人間関係は自分の損得でしか考えていませんでしたが、今は自分を大切にしてくれる人と一緒にいるように考えています。
自分を傷つけようとして近づいてきている人や、大切に思ってくれない人とは距離をおくことに躊躇しないようにしようと決めました。
それが家族だから、とか友達だから、とかごたごた考える前に、自分の感情に素直に生きようと思っています。
意外と難しいんですけど…笑
頑張ってみようと思っています。