そこそこ、を目指して ~うつだけど前を向きたい~

生きることを頑張れなくなってしまいました。でもぎりぎり生きています。

見知らぬ街で

季節が変わり、確かに日々が過ぎていて。

まだ先と思っていたのに、気が付いたら当日。
私がぼんやりしていたのか、時が過ぎるのがはやいのか。
今回の主人公を待つこの時間にそれを実感するのはどうなのだろうかとか考えて、上手くことが運ぶことを願うばかり。

彼女の幸せを願ってるのか、自分の心の安寧を願ってるのか正直自信が無いのです。
思わずごめんねと言いたくなるのをぐっと飲み込んで喋る言葉はどれも上滑りしている気がするし、彼女を追い詰めてはいないかと不安になる。
かと言ってなぜ謝っているのかを説明したら、彼女をより深く傷付けてしまうから絶対に言えない。

安心させたくてべらべら喋る私と、静かに聴く彼女のどちらが年上なのか分からないなぁ。
落ち着いてるようで落ち着かず、早々に寝て夜中に1人起きる始末。
でも少し一人の時間が欲しくて、安心してる自分がいるのもまた事実。

今回の目的は1つだし、私はあくまでサポート全振りで気を使うのはこちら側。
普段旦那さんに散々甘やかされてるので本当は少ししんどいのだけれど、私よりずっとしんどい中闘ってきた彼女に比べたらそんな甘いことは言ってられない。
きっと大丈夫だと、これが最後のチャンスではないとお互いに言い聞かせてこのあとのお土産選びが楽しみだと笑い合いながら励まし合いながらなんとか過ごして。

知らない街を知らない季節で知らない人達をかき分けながら、不安の押し寄せる夜。

きっと大丈夫。