私は、何が出来るのだろう。
寝たくない、という言葉が彼から出てくる時があります。
寝るのが苦手な私と一番違うのは、私は寝たくて仕方ないけど怖かったり苦しかったりすること。
だからこそ、薬を飲んだりして自分を落ち着けたり眠気を貰ったりして眠ることができます。
でも、彼は寝ようと思えば寝れる。
だけど、寝たくない。
病院に行くか、と聞くとそこまでではないと。
そこまでがどこまでなのか分かりませんが、多分そういうことでは無いのかなと。
彼の思い悩んでいることはきっと明確で、私の思い当たるものであれば病院等ではどうしようもないもの。
放置するには、重すぎる。
こうなる度に、私は彼に頼りすぎているなぁと実感するのです。
働けない、いや働かない私は彼の背負うものを何一つ理解することも代わってあげることも出来ない。
家事も彼の満足するものが提供出来ず、甘えてしまっている。
私が負担になっているのではないか。
答えを急かす私の存在は、彼にとってマイナスにしかならないのではないか。
私は彼にとって不必要な存在なのではないか。
考えればキリがなく、私を貶める思考。
そもそも自分のことを大切に出来ないからこうなったのであってもうそれはどうしようもなく。
そんなことは分かりきった上で、彼は私を選んでくれた。
それならば、私は私に出来ることをしよう。
いっぱい心配して、寝たくない理由を一緒に探して解決できるか考えてみよう。
解決できなくても、楽になる方法を探そう。
君の為だけには考えられないよ。
一緒に生きていくと貴方に誓ったから、私たちの人生は重なっていくから。
貴方の問題は私の問題で、貴方の幸せが私の幸せでもあるから。
誰が為、多分全部私の為。
エゴかも知れないけれど、私ができることはこれだと思うからめいっぱいやれることをやろう。